何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ:進撃の巨人
アルミンが人類を救う人間に必要なことを言い表した名言
進撃の巨人第27話「エルヴィン・スミス」より引用
「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ」が使われた背景
アルミンとジャンは巨大樹の上で自分たち調査兵団の中に女型の巨人の正体がいるのではないか、壁を壊した犯人もいるのではないかと話し合います。
調査兵団団長であるエルヴィン団長はそのように推測しているのではないかとジャンは考え、だから女型の巨人を捕獲する今回の作戦を一部の古参の団員にだけ話をして作戦を実行したのだろうと結論付けます。
しかし一部の団員だけにしか話をしなかったために多くの死者を出してしまったことを非難します。
ジャンは言います。
「どこに諜報員がいるかわからない状況にしても…もう少しくらい多くの兵に作戦を教えても良かったんじゃないか?」
アルミンはそれでもエルヴィン団長の判断は間違っていないと答え「結果を知った後で選択するのは誰でもできる」と言います。
エルヴィン団長は「100人の仲間の命」と「壁の中の人類の命」のどちらかを選ばなければならず「100人の仲間の命」を切り捨てたのだと説明します。
そしてアルミンは人類を救うのに必要な資質について語ります。
「確信していることがあるんだ…」
『何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ』
「何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう」
アルミンの語る言葉は説得力のある真に迫った名言です。
物事を変えられる人「ゲスミン」
第49話にて、「自分の命と他に何を捨てたらこの状況を変えられるか?」とアルミンは自問し、策を思いついた時に浮かべた笑みがあまりにもゲスだったために作者がブログでこのアルミンを「ゲスミン」と呼びました。
思いついた策は嘘をついてベルトルトをだます策でありゲスっぽく、人間性を捨てなければ思いつかない嘘だったかもしれません。
しかしその目的はエレンを救うためであり、その策のおかげでエレンを救出することが出来ました。
人間性を捨て表情はゲスミンでもアルミンはこの瞬間「何かを変えられる人」になったのだと思います。
コメント
よせ、後悔はするな。後悔の記憶は…次の決断を鈍らせる。そして決断を…他人に委ねようとするだろう。そうなれば、あとは死ぬだけだ。結果など、誰にもわからないんだ。一つの決断は…次の決断のための材料にして、初めて意味を持つ。