決断は難しいことではない。本当に難しいのはその前の熟慮である。:徳川家康の名言
考える人のイメージのある徳川家康の言葉です
「決断は難しいことではない。本当に難しいのはその前の熟慮である」の意味
考えるイメージの徳川家康に相応しいこの言葉。
大きな物事を決断する-「やるぞ!」「やらないぞ!」-と決めているときは、決定すること自体は難しい事ではないですよね。
例えば、契約書に印鑑を押すときなど。その決断に至るまでの過程が「あーでもない、こーでもない」と色々思案したり、周りに助言を求めたりと試行錯誤をするとき。
この時が一番つらく、そして一番難しい時です。
色々な情報を元に、考えをまとめ最適な答えを導く。導きだした答えがあれば、あとの決断なんてそれまでの過程に比べれば、なんと言うこともない!といった感じでしょう。
考える人。徳川家康を生んだ戦
徳川家康は三方ヶ原の戦いにおいて、武田信玄に自分の城の前を素通りされたことで、腹を立てます。
そして、家臣の言うことも聞かずに出陣。返り討ちにあい、命からがら逃げ帰る始末でした。
影武者は何人も倒され、挙句に脱糞してしまったとか・・・・。
そんな肉体的、精神的にも、こてんぱにされた徳川家康さん。
だからこそ、考えることの大切さ、「熟慮」の重要さを理解し、その結果に伴う決断はたいしたことではないと理解したのでしょう。
決断という言葉の格好よさに惑わされずに、問題の本質をついた言葉ですね。
「決断は難しいことではない。本当に難しいのはその前の熟慮である」の注意点
決断より、熟慮が大切だといっていますが、あくまでも大きなものに対しての決断についてです。
小さい決断に対しての熟慮は、優柔不断にしか移りません。
晩御飯何にしようとか、右に曲がる?左に曲がる?なんて、そんなことで悩むな~!と徳川家康さんもおっしゃりますよ。
小さなことはテキパキ決めて、大きな物事は熟慮して決める。メリハリが大切なんですよ。
コメント
とても素晴らしい!
信玄の人は城…。家康の他人を責めるな…などは、ルソーの社会契約論を具体的に説明しているように思う。
差別(=存在の否定)をしない。機会の平等(=存在の肯定)のとき、人は自由でいられる。
天国は自由なこの世である。
稼いだ金でキップを買って、世界中どこにだって行くことが出来る。
戦争(=差別)をしていれば、自分も殺される。
差別は、地獄ですね。
死ぬまでの命。地獄より天国のほうがいいにきまってる。
安保法案、憲法改正も自由がなくなるならば、わたくしは反対です。