んーむ。この感触…いいね:るろうに剣心

人を切る欲望に溺れた人斬り「鵜堂刃衛」の名言

この感触いいね
るろうに剣心第十四幕「月下終焉」より引用

「んーむ。この感触…いいね」が使われた背景

人斬り抜刀斎時代に戻った剣心と戦い、そして敗れた黒笠こと鵜堂刃衛。

利き腕の健を斬られ人斬りとして生きていくことができなくなった彼が、最後に殺したのは自分自身でした。

鵜堂刃衛は脇差を自分の心臓に刺し、「んーむ この感触…いいね」と最後まで人を斬ることに喜びを得ていた人斬りであることを表した台詞です。

剣心と鵜堂刃衛。二人の人斬り

この「んーむ この感触…いいね」という台詞。この場面以外にも、使用されたシーンがあります。

それは、初めて、谷十三郎の屋敷を襲撃した際に彼の用心棒を斬った際にもこの台詞を言っていました。

そんな鵜堂刃衛。元は新撰組の隊士で、そのころから人を斬ることに喜びを見出し、敵方の攘夷志士だけでなく、味方の隊士まで斬ってしまうほどの人斬り。

その人斬りが高じ、新撰組からも脱退、しかも追手隊士を返り討ちにするほどの腕前。

明治維新後も、殺人予告の「斬奸状」を送り付け人斬りを続けていたようです。

この「斬奸状」を送る理由も、ターゲットが護衛を雇い入れれば、その分多くの人が斬れるからという殺人狂ぶりです。

自分の腕に自信があったこともあるが、喜びの為にリスクを背負う事、性格の歪みなどから、薫からは魔物呼ばわりされました。

しかし、薫の拉致や殺さずを続けていたために弱くなった剣心を殺してもつまらんなど、頭の回転はよく、人斬りとしての信念はあったようです。

結局、抜刀斎に戻った剣心に返り討ちにあった挙句、右手の健を斬られたわけですが・・・

殺さずの剣心とは真逆の殺人狂。

そして、人斬りとしては戻れなくなった為に、最後は自分までも自刀で殺す根っからの人斬り。

各々の美学・信念が表れた場面での台詞でした。

好かれはしない性格かもしれないけど、すがすがしくもある台詞です。

鵜堂刃衛のキャラクター

鵜堂刃衛は序盤に登場した割にインパクトが強いキャラでした。

個人的には人誅編の雪代縁よりも、インパクトあったなぁ。

格好というか、キャラも際立っていて、白目黒目の逆転、笑い声も「うふふ」はまだしも「うふわはは」と独特過ぎです。

それより印象的だったのが「背車刀」という技。はじかれたと思った刀を背後で持ち替えて、死角から攻撃する技ですが、漫画では「ださいな」と思いましたが、映画では見事にかっこよく再現。吉川晃司に惚れそうになりました。

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