待ちくたびれたぞ。仔細あってこの狩りへ馳せ参じた:ブラックラグーン
厨二風を吹かせる殺し屋の名言
ブラックラグーン #42 「Greenback Jane PT.5」より引用
「待ちくたびれたぞ。仔細あってこの狩りへ馳せ参じた」が使われた背景
偽札原版のデータを巡って、ハッカー集団のリーダーあジェーンはマフィア・殺し屋から命を狙われます。
ジェーンはラグーン商会と暴力教会に逃走の手助けを依頼しますが、フリーの殺し屋達が行く手を阻みます。
その殺し屋集団の一人がロットンです。
彼の名はロットン・“ザ・ウィザード”。“魔術師”を名乗り漆黒のロングコートをなびかせる二枚目風の殺し屋です。
ラグーン商会のレヴィと言えば、町中の悪党が口を揃えて“イカレポンチのトゥーハンド”と評価するほどの荒くれ者。
生半可な覚悟では渡り合えない相手ですが、ロットンはコートを翻し正々堂々と名乗りを上げます。
「……待ちくたびれたぞ。仔細あってこの狩りへ馳せ参じた。お前たちに恨みはないが—その命、もらい受ける。俺の名は“ウィザード”。ロットン・“ザ・ウィザード”だ。」
完全に決まったロットンですが、レヴィに振り向きざまに弾丸を撃ち込まれ、地面に落下。
レヴィには「なんだか反射的に撃っちまったけど、今のは誰だ?」と認識すらされませんでした。
「それどころじゃねえんだよ、バカ!」とシスター・エダにも言われる始末ですから、声が届いていたのかさえ不明です。
ロットンの武器
潔いまでの厨二キャラ。ギャグ要員としてキャラ立ちしていたのに、残念ながらここで死亡退場か……と思いきや、死んではいません。
再度登場の機会もありますよ。
相手より先に撃たなければ明日は無いロアナプラという街で、撃たなくても撃たれても死なないロットン。
彼の最大の武器は、その強運と生命力なのかもしれません。(さらに、防弾チョッキやファールカップを着用する用心深さも重要ですね)
ちなみに、ロットンの得物はモーゼルM712と言われています。(モーゼル・シュネルフォイヤーですね)
トリガーの前にマガジンハウジングがある特徴的な作りですが、正確な射撃がし易いとされています。
更に、フルオート射撃が可能なマシンピストルなので、格好を気にせず戦えばそれなりの働きもできるのではと期待してしまいますね。
参考:モーゼルC96wikipediaより