我々はリスクの多くを負担している、つまり−−全ての決定権はあなた方でなく、我々にある:ブラックラグーン

日本の極道を前に、バラライカが放つ合理的な名言

すべての決定権は我々にある

ブラックラグーン #24「 Fujiyama Gangsta Paradise Pt.3」より引用

「我々はリスクの多くを負担している、つまり−−全ての決定権はあなた方でなく、我々にある」が使われた背景

取引の局面において、バラライカはよく合理的かつ心に突き刺さる名言を残します。

日本のヤクザである鷲峰会との取引のため来日を果たしたバラライカ一行は、鷲峰会との仕事を次々とこなしていきます。

バラライカ達の仕事とは、鷲峰会と対立する香砂会を“締め上げる”ことです。

手始めに香砂会のスナックを爆破し、その後も着々と組織の末端を文字通り“潰して”いくバラライカは、次の手段として誘拐を提案しました。

香砂会会長の家族を誘拐し、組織の内側、根幹から揺さぶりをかけようというのです。

それには、鷲峰会の若頭が待ったをかけました。

それは仁義が通っていない”“香砂会の圧力を緩め、適当に暴れてくれればそれで良い」−−そんな若頭に対し、バラライカは怒りを抑え教えてやります。

我々は無条件の力を行使し、利潤を追求する。それがマフィアというものだ。その上で我々はリスクの多くを負担している、つまり−−全ての決定権はあなた方でなく、我々にある。

結果、あまりにも非人道的すぎるバラライカに鷲峰会若頭は、ホテル・モスクワと手を切り、単身バラライカ殺害を企てますが、返り討ちにあい亡き者となります。

仁義も義理もないロシアンマフィアが悪いのか、外国のマフィアをなめてかかった日本のヤクザが悪かったのかはわかりませんが、このシーンで一つだけ確かなことがバラライカのこの名言に含まれています。

リスクや責任を多く負ったほうに決定権がある。

日本での居場所を用意しただけの鷲峰会と、ヘタを打てば国際規模の大事件にも発展しかねない状況で自分のコマを動かし武器調達のリスクを冒して実行に移したバラライカ達では、どちらの立場が上なのかは目に見えています。

仁義が通ってなかったのは案外鷲峰会のほうなのかもしれませんね。

バラライカの手腕

ロアナプラでも随一の軍事力をもつホテル・モスクワ。

そのボスであるバラライカは、作戦指示の腕は一流ですが、外交手腕にかけても高い能力を見せつけてくれます。

状況に応じて、同盟相手を鷲峰会から香砂会に切り替えましたね。

鷲峰会に誘拐の話を持ちかけ、険悪になったあとも社交の時間を過ごすなど、ただの軍事オタクではないことが分かります。

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