ギョエ~ッ塚原卜伝:寄生獣

まだ新一がミギーを持て余していた時期に出た村野里美の言葉。シリアスなマンガに現れる微笑ましい一コマ

塚原卜伝
寄生獣第2話「野獣」より引用

村野里美

塚原卜伝とは戦国時代の剣豪であり兵法家です。

月岡芳年の武蔵塚原試合図という絵まで存在する伝説で、食事中に宮本武蔵に切り込まれた卜伝が、すかさず鍋の蓋を盾にしてそれを防いだというものがあるほどの剣豪です。

塚原卜傳
Wikipediaより引用

この伝説は宮本武蔵が生まれる前に卜伝は死んでいるので史実ではありません。

第2話「野獣」にて村野里美が思わず叫んだ言葉

いつも大げさにリアクションをする主人公泉新一に対して村野里美はフザケて下校中の新一に後ろからチョップをかまします。

しかしそのチョップを新一は前を向いたまま後手に掴み防ぎます。

ここで村野里美が驚きながら言います。

「ギョエ~~~ッ塚原卜伝」

じっさいは右手に寄生したミギーがしたことなので新一はまったく気付いていません。

そのあと村野の手を掴んだまま新一は驚くということになります。

まだまだ初々しい二人の微笑ましいワンシーンに出た名言でした。

しかしこの塚原卜伝というセリフの意味をどれだけの読者が理解できたのでしょうか?

当時リアルタイムで読み、高校生だった私は意味が分かりませんでした(笑)

ちなみにこの2話で授業中におしゃべりをしている新一に向けて教師がチョークを投げるシーンがあります。

今の学校ではありえないですし、やったらPTAから苦情がくるのではないでしょうか?(笑)

この「塚原卜伝」と「チョーク投げのシーン」は現在放送中のアニメではカットされており、チョーク投げのシーンは授業中にスマホをいじっていた新一が怒られるという場面に変わっています。

やはり時代の流れですね(笑)

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