罪…?それは人間たちが人間の物差しで勝手に決めればいいことだ:寄生獣

ミギーから見た、人間の特性を客観的に捉えた名言

罪、人間の物差し
寄生獣第24話「一撃」より引用

「罪…?それは人間たちが人間の物差しで勝手に決めればいいことだ」が使われた背景

強い酸をかぶり支離滅裂になったパラサイト島田は警察の介入により追い込まれつつあります。

しかし、それでも村野里美を助けた主人公泉新一は、まだ島田と戦おうとしています。

ミギーが訊きます。
「なんだい?まだ戦うつもりなのか?」

「…おれたちは島田の正体を知ってたんだ…何かのアクシデントでああなったにしても…おれたちにも責任…あるよ」
何て言うか…「けじめ」だよ

新一の答えは、人としては分かりますがミギーには理解できません。

これは人間の道徳感によるものだからです。

パラサイト島田を倒す前に、新一はミギ―に確認をします。

「ミギー…島田に「罪」はあると思うか?」
罪…?それは人間たちが人間の物差しで勝手に決めればいいことだ

先ほどの「けじめ」の会話とこの名言の会話はよく似ています。

「責任」や「けじめ」や「罪」という感覚は人間ならではのもので、ミギーには理解出来ないでしょうし「人間が勝手にきめればいいこと」なのでしょう。

人間の物差し。人間の罪とは?

ミギーの言う「人間の物差し」とはなんでしょうか?

おそらく「道徳観」や「倫理観」のことでしょう。

それはミギーの言うとおり「道徳観」や「倫理観」とは人間独自のもので、人間が「心に余裕(ヒマ)がある生物」だからそのような物差しを作ったのでしょう。

第62話「朝」にて新一が後藤にトドメを刺すシーンでは新一が「人間の罪」をかぶったようにも取れます。

かなり長く逡巡し、結果涙を流しながらトドメを刺していました。

あれは新一が人間として、パラサイトに対して「罪」を感じていたからではないでしょうか?

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