決まってんだろ、閻魔相手に地獄の国盗りだ:るろうに剣心

地獄に堕ちた方治に志々雄が放一言。るろうに剣心で一番の悪役「志々雄真実」をよく表した名言。

地獄の国盗り
るろうに剣心第百四十八幕「十本刀始末(後編)」より引用

「決まってんだろ、閻魔相手に地獄の国盗りだ」が使われた背景

剣心との戦いでは、圧倒的な強さを見せつけた志々雄。

剣心の肩の肉を噛みきり、斎藤一の奥の手である牙突零式を「油断ではなく、余裕だ」と言ってあしらう。

左之助に至っては、二重の極みを喰らってもカウンターの左ストレートで一発ノックアウト。

四乃森蒼紫には背後を取らせるも、圧倒的な力量で勝利。

その強さは、方治でなくとも「強し」と言ってしまいます。方治は「強し 強し 強し 強し 強し 強し 強し」と31回連呼してしまいますが。

剣心と志々雄の勝負は、全身やけどで体温調整ができない志々雄の活動時間を超え、志々雄が人体発火し敗北。

勝利寸前で、普通なら悔しがるところを志々雄は高笑いして炎の中に消えていきます。

その後、明治政府に絶望し自殺した方治は地獄に堕ち、志々雄と由美が待ち受けています。

これからどこへ行くのか分かっていない方治に対して、「決まってんだろ、閻魔相手に地獄の国盗りだ」と志々雄の名言が登場します。

剣心との勝負も「時代が俺に恐れをなし奴に力を貸した」と自力では勝っていたと考える台詞。

そして、何処へ行っても自分の信念を貫くかのように、「閻魔相手に国盗りだ」とはさすがに最強の志々雄様です。

志々雄真実の信条

志々雄の生き様に、引きつけられるるろ剣ファンは多いものです。

明治政府に裏切られ、全身に火をかけられ殺されかけたことを「いい経験になった」と軽く言ってのけるほど。

普通は殺されかけたことを恨みますが、このことさえも自分の考え方「弱肉強食」に当てはめれば、自分の力量が足りなかったため。

自分が不利な時でも、信条を貫き通す様は器のデカさを物語っています。

そんな志々雄だからこそ、地獄の国盗りというのも冗談ではなく本気に思え、「本当にできてしまうのでは?」と思えます。

実力があれば、何処にいようと自分のしたい事をする。

明治の時代では政府相手に国盗り、地獄では閻魔相手に国盗り。

その意味では、斎藤や剣心のようにぶれない信念の持ち主でした。

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