エレンは私と一緒にいないと早死にする:進撃の巨人
ミカサのエレンに対する思いの込められた名言
進撃の巨人第3話「解散式の夜」より引用
「エレンは私と一緒にいないと早死にする」が使われた背景
主人公エレンたちは訓練兵団を卒業することになりました。
その夜、訓練兵の同期たちで食事をしている時にエレンと同期のジャンが喧嘩になります。
訓練兵団の成績トップ10に入ることで安全な「憲兵団」への入団を希望するジャンと前線に行くことになる「調査兵団」への入団を希望するエレンとで言い争いが起きたのです。
殴りあっている二人の間に入りミカサがエレンをすくい上げ外に連れ出します。
エレンはミカサにどこに入団するのかを聞くとミカサはエレンと同じ調査兵団に入ると答えました。
エレンは「ミカサは首席なのだから憲兵団に入れ」と言います。
ミカサは答えます。
「あなたが憲兵団に行くのなら私も憲兵団に行こう。あなたが駐屯兵団に行くのなら私もそうしよう。」
「エレンは私と一緒にいないと早死にする」
エレンは言い返します。
「いつまでこんなこと続けるつもりだ」
「人生が続く限り…一度死んだ私を再び生き返らせた恩は忘れない」
ミカサのエレンへの愛情と執着を感じる名言となっています。
ミカサによるループ説
以前からこの「進撃の巨人」にはミカサによるループ説が根強くありました。
今回の名言にもその可能性が垣間見えます。
ミカサにとってエレンは盗賊から助けてもらった命の恩人であり、エレンとずっと一緒にいたいと思って単純に出た発言と捉えることも出来ます。
そして気の短いエレンが直接巨人と戦うことになる調査兵団へ一人で入団させてしまったらすぐに死んでしまうという考えから「一緒にいないと早死する」と言ったのだと考えられるでしょう。
しかしループ説を取り入れて見返すと違う意味の言葉として捉えることが出来ます。
ミカサにとってこの世界を経験するのが何回目かの事であり以前にエレンを一人で調査兵団に入団させて早死させた経験があった。
そしてエレンにも以前の世界での記憶が残っており思わず「いつまでこんなこと続けるつもりだ」との発言が出たともとれます。
そう考えるとミカサの「人生が続く限り…」というセリフも今回の一生だけでなく「ループ」が続く限り…という意味にもとれますね。
今回の名言はミカサのエレンへの恋愛感情だけではなくいろいろな意味にもとれるような作者の仕掛けになっている名言と言えます。