ガンマンは稼業、気分で撃つのは乱射魔だ:ブラックラグーン

裏稼業のルールを教えてくれるダッチの名言

ガンマンは稼業

ブラックラグーン #8「 Das Wieder Erstehen Des Adlers PT.4」より引用

「ガンマンは稼業、気分で撃つのは乱射魔だ」が使われた背景

とある依頼の為に過激派政治集団の船に乗り込んだラグーン商会のレヴィは”らしくない荒んだ様子“で仕事をこなして行きます。

ラグーン商会は元々荒事の多い裏社会を生きる組織です。

「仕事=人を撃つこと」はいつも通りの事でしたが……今回に関しては、度を超えていました。

目的の為なら手段を選ばず、依頼には関係の無い部外者の船員まで容赦しません。

無抵抗な彼らに対して「無関係も抵抗も関係ねえんだよ。全員保険にはいってんだろ?ならそれでいいじゃねえか」と降伏する彼らを殺害します。

レヴィが鬱々とした気分を晴らすように乱射を繰り返したのは、新しく仲間になったロックと、価値観が合わなかったためです。

レヴィ自身は鬱憤を晴らすために発砲しているつもりはなく、「血風呂(ブラッドバス)にするのはいつものとおりだろ」と行為を正当化しますが、

パートナーとして潜入しているダッチはレヴィが冷静でなくては困ります。

そこで、「ガンマンは稼業、気分で撃つのは乱射魔だ」と叱り飛ばしました。

ラグーン商会≠犯罪組織

レヴィに対して怒るのも、ダッチの立場で考えればもっともでしょう。

ラグーン商会は、やっていることは盗みや殺しでしかないとしても、彼らにとっては雇い主からの報酬もある立派な仕事です。

ダッチはレヴィの雇用主なので、気分で仕事の質が左右している使用人を教育する義務があるのです。

何よりこの混沌極まりないロアナプラという社会で生き抜くには、結局のところ、ただのイカレタ殺人鬼ではなくプロの仕事人として、共闘して仕事をこなし、身を守るしか方法はないのです。

手前がトチると俺が死ぬ」そんなダッチの一言にレヴィも気が落ち着きます。

もし、仕事ではなく、気分で殺しをするようになると、「そうしたいからよ。他にはなあんにもないの、そうしたいからそうするの」と笑顔で答える殺人鬼になってしまいますね。

この名言の対比も面白いところだと思います。

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