殺されるのも、野たれ死ぬのも、死に方を、そして—生き方を、私だけが、選んで決められる:ブラックラグーン
組織から切り捨てられ、死地で見出した生き様を表わす名言
ブラックラグーン#77 「The Wired Red Wild Card PT.4」より引用
「殺されるのも、野たれ死ぬのも、死に方を、そして—生き方を、私だけが、選んで決められる」の使われた背景
中国人民解放軍の情報戦専用諜報員の馮(フォン)は、産業スパイのために紙幣偽造グループに近付く。
しかし、フォンが産業スパイであることは紙幣偽造グループのリーダー・ジェーンには全てお見通しでした。
ジェーンの仕掛けた罠により、中国人民解放軍の情報を盗まれ、重大な不利益につながる状況に陥ります。
事態を収拾するため、組織からは二重スパイとして処理され、切り捨てられる際「ロアナプラに散ってくれ」と上司から告げられる。
中国から遠く離れたロアナプラにて、味方もいない、一人で戦う術もない。
そんな中、彼女は自分の生き様を悟ります。
決められたから生きるのか?指示されたから死んでいくのか?運命だから、人生だからそれに従うのか……答えはNO。
そして、「殺されるのも、野たれ死ぬのも、死に方を、そして—生き方を、私だけが、選んで決められる。最高じゃない、最ッ高に—猛るじゃないのよ」と自分の生きる意味を見出します。
もう一人のトカゲのしっぽ
さて、このフォンの言葉は主人公のロックに向かって言われた言葉です。
ロックもまた、会社の尻拭いのため組織から見放された経験があります。
フォンの言葉を聞いて何か吹っ切れたような、楽しいおもちゃを見つけたような表情ですが、ロックとフォンは今後どのように関わるのでしょう。