半端な覚悟じゃオカマはやってられないのよ:るろうに剣心
十本刀「大鎌の鎌足」こと本条鎌足の名言
るろうに剣心第百二十四幕「絶望の影」より引用
「半端な覚悟じゃオカマはやってられない」が使われた背景
本条鎌足は志々雄真を心から敬愛しています。
外見はかわいらしい女性ですが、本当の女性である由美には劣る。
十本刀ではあるが、側近の瀬田には力量が劣る。
男でも、女でも志々雄の1番にはなれない、歯がゆさがありました。
宇水や安慈達とは違い、志々雄に心酔し十本刀になった鎌足。
男でも女でも一番になれないなら・・・とオカマの人生を選んだものだと思われます。
例え、なんと言われようと志々雄の気を引く為には全てを捨てても尽くす。
鎌足は葵屋襲撃でしか戦闘シーンも見せ場もありませんでしたが、オカマというキャラクターと志々雄への忠誠心の為、人気のあるキャラクターでした。
見た目が美形という理由もありますが・・・(笑)
※本条鎌足の志々雄に対する忠誠心は京都編「最後の十本刀」のその後で語られています。
本条鎌足の生みの親
普段明るいオカマキャラですらカッコいいこの名言。
るろうに剣心がいかに素晴らしいかを物語っている場面でもありますね。
この鎌足のキャラ設定は、アシスタントをしていたワンピースの尾田栄一郎の案という説があります。
尾田栄一郎のオカマは、漢気溢れてるキャラが多いですね。
本条鎌足の生き方に学ぶ個性とは
本条鎌足のように人と違うこと、例えば戦国時代のカブキ者などは目立つ分、注目を浴びることになります。
中途半端に目立つだけでは敵の的になり、また味方からも疎まれてすぐにいなくなってしまいます。
現代でもそうですが、1人浮いた服装で会社にいる人は、よっぽど空気読めない人か、誰からも一目を置かれ頼りにされているどちらかだと思います。
人と目立つことは中途半端でできない。
人と違うこと目立つ事をしたいなら、覚悟と実力が必要である。
鎌足はそういった意味で、覚悟も実力も兼ね備えていました。
オカマの鎌使いという言葉遊びな感じもしますが、実際には覚悟を決めて闘いを続けてきたのでしょう。
自分の個性を隠してみんなと一緒に生きる人生もありでしょう。
でも、個性を爆発させ自分の実力・本当の自分をさらけ出す生き方はカッコいいものです。
鎌足の言葉は、そんな憧れを具現化してくれた名言です。