戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とする:武田信玄
勝ち方にもこだわる武田信玄の言葉
戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とするの意味
勝負事は勝つか負けるかはわからない、ですが勝ちたいものです。
勝つためには、勿論全力で戦うので勝ってしまう時は、思いっきり快勝してしまう事もあります。
しかし、武田信玄は、勝負ごとに勝つのは当たり前としても、勝ち方にこだわりを持っていたのです。
五分の勝ちであったら今後も頑張ろうと励みになり、七分の勝ちで手を抜く怠け心が出てくる、そして完勝だと、敵を侮る、おごりがでてくる。
その怠け心や侮りが負ける原因になる。実に深い言葉ですね・・・。
戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とするを日常で使おう
調子がいい人に注意を促すときには、非常に良い言葉です。
浮かれてる気分を害することなく、釘を刺すことができるなんて相手も気分が良いですし、周りも「この人なんて大人なんだ・・・」と思う事でしょう。
戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とするの使用例
同僚「最近、新規開拓絶好調でなんでも来いという感じだよ。これで今期の営業成績トップ間違いなし」
自分「こういう時なんだけど、戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とするって武田信玄の言葉知ってる?調子よすぎるのも考え物だぜ」
数日後
同僚「アフタフォローしっかりしてなかったので、継続契約とれなかったよ・・・。
自分「な、やっぱり程々がいいんだよ」
ライバルも認める武田信玄の考え方
武田信玄はその生涯あまり負けたことがないのですが、負けるパターンは最初に勝っていて、その後周りの忠告を聞かずに突撃⇒返り討ちというものでした。
そんな経験をもつ信玄の「戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とする」という言葉は重みを感じますね。
この言葉は、ライバル上杉謙信にも「いつも自分が信玄に及ばぬところは実にここにある」と評されるほどでした。自分の失敗から確実に学び、それをライバルにも評されるまでになるなんて。
言葉というよりもう哲学的な感じまで受けます。
コメント
武田信玄と上杉謙信のライバルだけど尊敬しあって認め合う感じが好きです。
自分が調子に乗りそうなときに思い出したい名言です。
歴史を学ぶということは、知識を増やすだけでなく、過去の過ちを現在に活かすこと、過去から学ぶこと、だということですね。このサイトで勉強になりました。