お前の言う正義だって、随分と生臭いぞ:ブラックラグーン
バラライカ怒りのセリフ。偽善者に言ってやりたい名言
ブラックラグーン #34「 El Baile de la muerte PT.29」より引用」より引用
「お前の言う正義だって、随分と生臭いぞ」が使われた背景
「鷲峰組」との取引のために来日していたバラライカとロックでしたが、周り巡って鷲峰組とホテル・モスクワの同盟は解消し、ホテル・モスクワはついに鷲峰組の敵対勢力である香砂会と手を組み、鷲峰組を潰しにかかる算段にまで至ります。
そこで待ったをかけたのがロックでした。
ロックは日本滞在の最中、偶然にも鷲峰組総代の少女と出会い、その少女がつい先般までごく普通の女子高生として生活していたことを知りました。
少女が自分の意思で総代を継いだことも、それなりの覚悟があることも知っていましたが、それでも見殺しにするわけにはいきません。
そこでロックは通訳の役目を超えて、バラライカに提言します。
「鷲峰組を潰すより−−むしろ香砂会を叩くべきだ。」
「鷲峰の新組長は、未成年だ。あなたにも、信じるべき正義があるだろう!」
自分は手を下さないけど、弱い立場を守るべきと言うロックに対し、バラライカは銃口と共に矛盾を突きつけます。
「自分の力を行使するでもなく、他力本願で他の誰かの死を願う。お前の言う正義だって、随分と生臭いぞ」
気まぐれなバラライカ
香砂会とホテル・モスクワの共闘に関する会合の日、ロックはもう一度、バラライカにお願いをします。
「(彼女を真に救うためには)鷲峰組を徹底的に叩いてほしい。」
組の存続が危ぶまれれば、鷲峰組も手を引き足を洗うしかなくなるだろう、と。
先日とは異なる“仕事の依頼”に、バラライカは満足そうな表情を浮かべます。
しかし、バラライカは香砂会との会合の席で、組長を射殺します。
香砂会を叩いて欲しいと言えば、キレて銃口を向ける。
鷲峰組を叩いて欲しいと言えば、思いついたかのように香砂会に攻撃を開始する。
彼女なりの計算があってのことでしょうが、バラライカの考えることは常人の理解を超えていますね。