来い安慈! 俺の拳で応えてやるぜ!:るろうに剣心の名言
左之助の二重の極みをまともに喰らい、それでも戦いを止めない安慈。
そんな安慈を剣心は制止しようとしたが、それを遮り左之助が発した名言。
るろうに剣心 第百十幕「救い難き世界」より引用
「来い安慈! 俺の拳で応えてやるぜ!」が使われた背景
安慈も左之助も明治政府を嫌っています。
しかし、左之助は剣心と戦い、そして完全燃焼する事で明治政府は嫌いだが、今の世の中を受け入れることができました。
左之助はきっと、自分が剣心と出会わなければ安慈のようになっていたと考えたのだと思います。
その為、安慈が完全燃焼できるように、同じ明治政府が憎いもの同士通ずるものがあったのでしょう。
口で止めることはできない、拳で語る左之助なりの安慈や剣心に対する、恩返しから出た言葉かもしれません。
全身で二重の極みができる安慈に対し、右手だけでしか出来ない左之助。
勝負は安慈が勝つことは目に見えているが退かない、そんな状況で左之助の覚悟が伺える名言が「来い安慈! 俺の拳で応えてやるぜ!」です。
拳で語る漢。相楽左之助
剣心や斎藤一、志々雄といった幕末を生き抜いた剣士や蒼紫のように特殊な訓練を受けていた忍びとは違い、一般人として過ごしてきた左之助。
打たれ強いと言った特徴はあるものの、それでも斎藤一や志々雄からしたら雑魚扱いでした。
あげくに斎藤一や高荷恵からはバカ扱い。
しかし、いつでも剣心のそばにいて、その剣心からも「背中を預けれる存在」と言われるのは、強さだけでなく、生き様や信念をしっかり持っていたからでしょう。
斎藤一も何だかんだと認めていたところはあったようです。
そして、左之助は、例え剣心だろうと、真っ向から反論し、自分を貫こうとする、強さに媚びない、退かない生き様。
そんな左之助だからこそ、弥彦も剣心と同じくらい尊敬していたことでしょう。
だからこそ、この台詞も弱く覚悟の無い人間がいっても、上っ面だけに聞こえてきます。
勝ち負けではない、その先を安慈の心の闇を払うと言い方が正しいのかわかりません。
ですが、鬱憤を晴らす、わだかまりを取り除くために言ったんだと思います。さすが、拳でかたる男、左之助ですね。
コメント
佐之助が、安慈に、ドス黒い堅物にしてしまった事があったと言っている。復讐を否定してる訳ではなく、普通の復讐なら、安慈みたいに、明王になるなんて事はしない。それは、志々雄真実は、元々、剣心が、過去に過ちを犯して、都合の悪い奴を生んでしまったように、明治が、世を開かれて、都合の悪い者を一方的に闇に葬った。裏では、復讐者を生み出していた事があったからさ。それが、安慈だったからだ。