臆病者には、敵が常に大軍に見える:織田信長の名言
桶狭間の戦いの心境をよく表している織田信長の名言
「臆病者には、敵が常に大軍に見える」の意味
人間弱気になると、ちょっとしたことが大きなことに見えたり、感じたりします。
柳の木が幽霊だといったり、風の音が人の気配だと思ったり。
また、弱気な人と同様に臆病者は往々にして、自分を過小評価し、周りを過大評価しまう傾向があります。
自分では「謙虚」と思っているのかもしれません。
しかし、大きなことをしない、失敗を恐れてしまい前に進んでしない「保身」ともとれます。
そういう人物というのは、大きな仕事や大きな案件をする機会も少なく、後輩や部下に抜かれていってしまう。
現実社会にはある光景です。
桶狭間での信長
尾張の小国から天下へと羽ばたいた織田信長。
自身の人生のターニングポイントともいえる、「桶狭間の戦い」。
「臆病者には、敵が常に大軍に見える」とは、そんな桶狭間の闘いの際の心境を語ったかもしれない言葉ですね。
桶狭間の戦いでは45,000の兵に2,000で突撃した織田軍の大勝に終わりました。(実際の戦闘は6,000人もいなかったという説もあります)
大軍だからと臆病風に吹かれていては、この結果は出せませんよね。
自分を過大評価して、リスクを受け入れて行動してみる
過大評価は、悪い事というのは今の日本の風潮にありますが、過大評価によって行動し自分の実力不足、弱点を見つけることができ、学びの機会でもあります。
また、挑戦してみることであっさりクリアできることも結構あります。
無理な信長の注文に進んで前に出た羽柴秀吉。最終的に彼が、天下統一することになるのですから。
結局は臆病者にはない、「前に出る勇気」を持っている人というのが、今も昔も成功していく人であるのは変わりませんね。
大軍だから(問題が大きいから)、臆病風に吹かれるのではなく、ここが正念場と腹をくくり戦ってみましょう!
昔と違って死ぬことはありません。
逆に新しい自分・新しい世界が開ける可能性があります。
後々後悔するよりもどう転んでも、いい結果になると思いますよ。
そして、そんな姿に周りは魅かれていくものですから。気づけば、良いリーダーになっていることだと思います。